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川村ユキハルの毎日2

湘南茅ヶ崎界隈のいつもの暮らしぶり。 仕事の話や思うこと。再び。

POLA美術館に。お昼のカレーはフォークで。

結果はともかく、受験がひと段落したので、
朝早くから箱根仙石原のPOLA美術館に。
企画展の「ルソー、フジタ、アジェ展」に。

ルソーのファンが家族にいることもありますが、あまり期待しないで行ったところ、これがよかった。パリの市街地の真ん中というより、境界線で(必ずしも裕福ではない)暮らす人や町並みを描いている部分をフォーカスし、様々な画家、写真家から当時のパリをあぶり出している企画。パリは未だ行ったことないけども行っていたのであれば、もしくは住んでいたことがあれば、またもっと面白かったのだろうな。

「街の記録者」アジェという今でいうルポルタージュ写真家が当時の街並みや人を隅々まで記録していて、興味深くじっくり見てしまう。
そこにはいわゆる洒落た、上機嫌な、煌びやかな、僕がもつステレオタイプのイメージのパリではなく、中心部から外れた町の、雑然とした、埃っぽい、しかし力強く生きた街角の記録がありました。

観進む中で
幾つかの画家が描く、壁の落書きも汚れも含めパリの街である!としたセクションで
見つけた今回一番好きになった絵は

モーリス ド ヴラマンク 「雪」 

荻須高徳 「トゥールヌフォール通りの工房」

でした。フォビズムの作風。

図録を買ったので家でまたちょいちょい眺めます。


そのあとの常設展もありましたが、これまたよかった。

一番、心に引っかかったのは
クロード・モネの「花咲く堤、アルジャントゥイユ」
でした。

川を越えた遠景に柔らかな夕焼け。手前に茂るバラの葉の深い緑には夜がもう訪れていました。幾つかの白いバラは訪れるであろう夜の闇を際立たせます。夕方から夜に向かう時間が一枚の絵に詰まっていました。一度進んでまた戻りたくなって何度も見返しました。
なんという柔らかく、静かに夜の予感を感じさせる絵だろう。

常設なのでまた見にきたいと思ったのでした。この美術館はもう少し暖かくなると館周辺の木々に葉の緑が茂ってくるのでそれも楽しみです。

ということで一通り見ると相変わらず頭が疲れ切ったので移動をして、前を毎回通るけども行ったことがない富士屋ホテルのグリルでお昼ご飯とうことでカレーを食べました。

が、事前にフォークをセットされていて、あれ間違ったのかなと思い、「すいません、スプーンください」と頼みました。
無事美味しくスプーンで食べましたが、食後のコーヒーを飲みながら「いやまてよ、もしやこの由緒あるグリルで間違えるわけもないよな」と思い、会計の時にこのことを伺ったところ
フランス料理は当時からスプーンはスープの時しか出さなかったので、習ってそうしているとのこと。お客様からよく言われるのですとレジの女性はいい、そっかーとお互い笑ったのでした。

なるほどね。