川村ユキハルの毎日2

湘南茅ヶ崎界隈のいつもの暮らしぶり。 仕事の話や思うこと。再び。

年末 相模湾景  <2019年12月31日>

いつもの通り茅ヶ崎の家から海に向かって左折し国道134号を葉山方面に車で走る。

 

茅ヶ崎あたりの浜は防砂林でしっかり覆われて視界に海はない。砂まじりの茅ヶ崎は伊達ではない。合間からたまに見える海をちらと見る。それが数回続く。そして車は順調に藤沢鵠沼エリアへ。

早朝から吹く強い南風は相模湾の海面全域を押さえつけ、また吹き上げている。

いよいよ見えた海は吹き上げられた白波がざわざわとパッチワークのように海面に貼りついている。江ノ島周辺。ここらへんのラブホテルはほとんど潰れてしまった。新たに建つのは商業施設やインバウンド用のホテルか。

水族館の付近は多勢の人。単車が集まって休憩している。道行く車もここから混雑。

右側の腰越漁港、左側にはいつもアカモクや刺身を食べている池田丸をみて進み、小動(こゆるぎ)神社を越え鎌倉へ。(住所的にはすでに鎌倉ではあるもののなんとなく)

そう言えばケンタッキーは潰れて長らく高いコインパーキングでしたが、いよいよビルが建設中。

 

ここから右側は相模湾の海が大きく松や建物に隠されることなく見える。

10年も通ってるけども、海の近くに住んでるけども。

あ、海光ってるな。やっぱりいいな。とか独り言を言葉にしないでもなく毎回飽きもなく言うのです。

 

真っ直ぐ前方の車と道路を見つめながらも右の目尻に感じ続けるその右側の広がりにある海と空、やはり白波は岸の近くから始まり空に溶け込む水平線の方まで立ち上がっています。そこにまじる黒い影はサーファー。あせた道路標識は風に小刻みに揺れている。

 

解像度の高い青さ。七里ヶ浜上空には複数のトンビ。その風をカイトのように受けとめ静止しているかと思えば、たまにヒラヒラと舞いおちまた上っている。インバウンドの観光の人が珍しいのか餌をあげている。彼らの爪には気をつけて。

 

ここを超えるとまた車の流れが良くなりアクセルを踏みなおします。稲村ヶ崎はもうすぐ。

稲村ケ崎温泉は黒いお湯。夜より昼の方が入るにはいい。海は見えるけど夜は真っ暗だからね。海岸線沿いの車のテールランプしかみえない。それもまたよしか。

 

 

車だと風は気にならないとても日差しが暖かい大晦日だね。

2019年も通り過ぎて明日には2020年です。

 

都度振りかえるのはあまり好きではないタチなものの、年末ともなればどうだったかなとやはり考えます。もう今年は51歳になりました

 

今年は生活を考えると子供が大学2年生で自分の好きなことを教わっていて、課題で文章やレポートを書きまくっていて、また創作も並行で作品を作っているようでうらやましいくらいに現状充実しているよう。創作の苦労も話していて中々面白い考察もあって頼もしい。

難しい来期の人気ゼミにも滑りこむことができたよう。

二人の時彼の口から、今までそんなことを言うタイプではないのだけど静かに決意ともとれる口調と言葉で、「一生文章を書いていく(プロになる)」と面と向かって言われたのは感慨深い。大人になったなあといいうか。一人の青年だ。もう少年ではない。応援するよ。

 

子育ての季節がほぼ最終コーナーをむかえています。

はっきりとまた夫婦2人になることをお互い意識するようになりました。それに伴い夫婦で将来を話すことがまた多くなりました。

 

今年は50歳代でやりたかった、オートバイの(中型・400CCまでの)免許を4月から教習所に通い6月にとり7月に念願の自分のバイクでこの道を走りました。
あたらしい事を習うのは緊張感があり楽しかったことでした。
また自分の年齢もここでも意識することになります。教習の先生に反射神経が若い時より遅いのだからと結構言われ、イジワルだなあ。そんな言わなくてもと思ったものの。

世間ではというか物理的にはそうなのよ。まあね。だから尚更安全には気をつけていきましょう。

緊張が解けた卒検合格発表の時に教室でとなりの若い生徒に、でさバイク何買うの?とかキャッキャ話してたもののたしかに彼はうちの息子と同じ歳だわと。笑顔でどこかの道で会いましょうと言いあった彼も今年1年楽しくバイクライフおくれただろうか。

 

 

今年はライフワークの手書き地図推進委員会の4人のメンバーで分担して執筆して一冊の本を出版することができました。書店などで手に取っていただいた皆様ありがとうございます。

出版社の学芸出版社の担当編集の岩切さんは本当にお世話になりました。7年間の集大成で本当に真面目に書きました(我我のトンマナで親しみ易く楽しくしていますが)

8月に出版してトークショーだったり、ラジオ出演だったり色々楽しい思いができました。また、ときがわのマスター含めて色々な方に再度邂逅することができるチャンスも生まれて本当に思い出深い1年となりました。来年も色々このご縁が続き広がりそうです。嬉しいこと。また本だそうぜと言いあっていましたが、はてさて。

 

今年は仕事はとても忙しくなりました。社員も増えました。売上も増えてきました。

しかしやりたいことは未だ未だ半ば。でも言えるのは今年1年弊社はとても成長したということ。凄く嬉しい。

来年も社員一人一人どうやったら楽しめるか、いい仕事ができるか。

世の中に対していいサービスが提供できるか。豊なコミュニケーションのしくみを提供しそれらをしっかりと成立定着することができるか。まだまだチャレンジです。

といいつつ来年で創業10年を迎えます。色々考えること思う事もいっぱいあります。

もっともっと走らなきゃ。

 

 

夕方。

さあ鎌倉方面から戻ってきました。茅ヶ崎の僕の家の近くでは134号の平塚方面の道の先に富士が見えます。その左側に陽が落ちることで富士のシルエットが優しい輪郭を定着させています。陽が暮れていきます。昨日と同じ様に。

 

今年も皆さまには大変お世話になりました。

明日の元旦は風が変わって寒くなるんだね。風邪などひかぬよう。

来年も皆さまどうかお元気で。

僕も気をつけます。笑顔でまた会いましょう。じゃあね。

 

良いお年を。